「スケート大好き!」

by 酢好き大好き(スズキダイスケ)

北陸紀行。場所は敦賀市、福井県にリンクがあることを知った。大きくてきれいなスケートリンク「サンピア敦賀」で、おもいっきりスケートを滑る。木枯らし一番の吹き荒れる北の街。列車も乱れる。

今回は旅行記である。

2ちゃんねるの「スケート場」板で福井県にリンクがあることを知った。
場所は敦賀市内である。
私の住む滋賀県からJR線でつながっている。
近いと言えば近い。
行かねばならぬ。
それに敦賀には、おいしいラーメンがあると聞く。
行かねばならんのう・・・。

ふとオフになった本日、朝9時半に家を出て北陸へ向かった。
びわ湖の湖畔を走る湖西線の車窓は、湖からトンネル&山へと変わる。
登りきった線路は、県境の峠を一気に下って目的地に到着。
敦賀日本海の港町だ。

駅の観光案内所で「敦賀ラーメンマップ」をゲット、レンタサイクルで出発。

超有名ラーメン店・一力で行列に並んだ後、絶品のチャーシュー麺で満腹になる。
噂通りだった。

喰い終わったらリンクへ向かってチャリで爆走。
小雨が落ちてくるが大したことはない。

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スケート場に到着。
このスケート場「サンピア敦賀」は大きな紡績工場に並んでいる。
巨大な蒲鉾状のアリーナだ。

平日の営業は13時から、私が到着したのは少し前だった。
中をのぞくと電気が消えて暗い。
準備運動をし靴を履いて定刻からスケーティング開始。

昨日営業を始めたばかりだから、氷がきれい。
広々として天井が高い。
お客は誰も来ない。
独占状態でプログラムを滑る。
だいぶん忘れてしまった。
JもSもOKだ。

そのうち、中年のおじさんと手すり磨きの若い子2名がやってきた。
ほかに客はいない。
適当に話しかけながら、楽しく時間を過ごした。
1時間半、気ままに滑ってリンクを後にする。

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外にでると雨がきつく降っていた。
風が強い。
自転車が倒れている。
傘をさしてチャリに乗るが、ものすごい突風で傘の骨が折れ体が塗れる。
雨の中にミゾレが混じっていたように思う。

後で知ったが、この日関西に木枯らし一番がふいた。
敦賀の観光をして帰る予定だったが、すべてヤメにした。

駅に着くと予定していた湖西線が強風で運転停止になっていた。
とりあえずチケットを買って、駅前商店街でみやげを探す。
地物のワタリガニが3匹900円、買う、生だ。
名物「さばのへしこ」も購入、1000円。
これは保存食なので日持ちする。

駅に戻り駅員から言われた車両に座る。
電車は近江塩津まで行くという。

新疋田敦賀間のJR線はおもしろい。
上りと下りが全く別のルートを通るのだ。
敦賀に来るときは県境の山の上からまっすぐ一気に下がってきた。
敦賀からは山を一個ぐるっと回るループを行く。
トンネルの中で見えないけれど、途中一瞬トンネルが切れて眼下に敦賀の町が海を抱いて見える。
たいした景色である。
左側の席に座って正解。

ループとは、電車や汽車が急勾配をあがるとき、きつすぎる上りを緩やかにするために、ネジの原理で距離を多く走って、勾配をゆるめる手法の一つだ。
トンネルを造れないときは、スイッチバックというイキツモドリツのやり方があるが、ループは巨大な円を描いて高さを稼ぐ方法だ。

ここはスケートのブログだから、ループという言葉には反応しますよね。
コンパルソリーのループ、ジャンプのループやトゥループなど、スケートにおいてループは大事。
だから線路のループも何だかうれしい。

近江塩津で停車した車両は、湖西線の強風による運行停止が解除されたので、徐行で行くとアナウンスした。
ええっ、と思い駅で聞いたら、京都方面に確実に行くには東周り北陸線東海道線で行く方がいいだろうと言われた。
というわけで、浅井・朝倉、秀吉、井伊大老、信長の城下町を通るルートで揺られながら帰ったのだった。

近江塩津駅で電車を待つ。

家に帰ったら大鍋に湯を沸かして、ワタリガニを茹でる。
その味は、まるでスイーツのように甘く甲羅の中の身をすすって喰った。

ラーメン&スケート&カニ買いのパターンは、また来なければならない。
ズワイガニの解禁は今月の末だそうだ。

 

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