「スケート大好き!」

by 酢好き大好き(スズキダイスケ)

ひょうたんから・・・ハマの遺伝子、それは私の誇り。

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関東は、この冬のもっとも「激寒」な季節に入ったようだ。
ここ数日がピークになりそうだ。

東神奈川リンク、朝8時、暖かいのは2階のクラブ室前だけだ。
ストレッチ。
降りて靴を履く。
ロッカー室前のストーブもつき、準備体操をしながら、前の時間の貸切のカーリングを眺める。

以前も書いたが、あの連中もすごい。
投げられたストーンを、普通の靴で氷の上を走りながら追って行って、必要に応じブラシで氷をこする。
普通の靴で、滑って走ってターンする。
じっと眺めていると、体が冷える。

教室は、いつもの理論家先生。
混んだ中での基本のコツを学ぶ。
ひょうたんからの、シット。
スリーターンからチョンチョンとしてスリーターン。
次に、チョンチョン無しで、スリーの連続。
ここで、コーチからコメントがあったが、これは下に書く。
バック・ロール。
次に、スリーターンからチョンチョンとステップして、スリーターンしてサルコウ
ステップからのジャンプだ。
次に、ひょうたんからループ。
うーん、これは難しい。
この先生は、体の理論から説明が来ている。
確かに、きちんとできていれば、おっしゃる通りだ。
だが、これは跳びにくい。

教室の後は、自主練で過ごす。
いわれたことを、いろいろやったけど、ひょうたんからループは、とても難しい。
もしかしたら、ひょうたんから駒より、難しいかもしれない。

ちなみに、ひょうたんから駒とは、ひょうたんからウマが出てくることをいう。
駒は将棋の駒ではない。
将棋の駒なら、小さい駒なら出るかもしれない。
ひょうたんからウマは出るはずもない。
だから、ひょうたんから駒なのである。
でも、ウマに比べれば、ひょうたんからループは、がんばれば、出るかもしれない

「ひょうたんから駒」には、冗談が現実になると言う意味もある。
なるほど、ひょうたんからループを跳べたときは、それこそ、本当のひょうたんから駒と言えるのかもしれない。


今朝の教室で、スリーターンの連続のステップを習った。
フォアアウトのスリーをして、トウで横にステップ。
神奈川のコーチは「チョンチョンして・・・」と言っていた。
ハマのSコーチは「トントン」って言ってたかなあ~。

次に、トウのステップをせず、フォアアウトスリーの連続をやらされた。
これはコーチは、ターンのあとバックインで滑った後、次のフォアアウトを置く位置を意識させることを求めたらしい。

体を開かないと、次のフォアが出ない。
出る足は体の前にある、その姿勢を意識させたいようだ。

コーチが
「皆さん上手です」
と生徒の僕らをほめた。
更に
「この中には、ハマから来られたかたが何人かおられるかと思いますが、ハマの方で、アクセルの練習をしているときに、LFOに入る前のRBが、RBOではなくRBIから踏み切りに入る方がいらっしゃいます。これは、体の自由度があります」
とおっしゃられた。
ふーん。
それは選手レベルでの話かな。
それとも俺らのレベルでもそうなんだろうか。
自分が、アクセルのアプローチのときどんな入り方をしているか意識していなかったが、気にしてみよう。

僕がへえって感じたのは、コーチから「ハマの人は・・・」という言いかたを聞いたことである。
今まで私は、スケーターには上手い下手しかないとおもっていた。
だが、コーチレベルの人が見れば、上手い下手だけではなく、この人は何系って分かるんだ。
で、その中に、ハマ系というものが、この東神奈川のインストラクターの先生には、ちゃんと見えているのだ。

小さな感動!

そうなんかなあー。
ハマで習ってきたこと。
すなわち、TコーチとSコーチの指導で、スケートを続けてきた。
それぞれに、教えかたに自信と個性をもって僕らを指導して来てくださった先生だ。
だが、そんな大人スケーターの僕らでも「ハマ系ですね」と言ってもらえるような、滑りがあるんだろうか?

TコーチとSコーチ、お二人の教えたものは、私たちの体の中にある。
それはハマの遺伝子。

私は言う。
この先
「あなたはどこでスケートを習ったのですか」
と聞かれたとき、私は答えるだろう。
「私は、横浜にあったハマボールでスケートを教わったのです」
と。
そしてこれは、私の誇りである。


備考:この月の末、会社に早期退職を通知、受理される。
2008年1月。