「スケート大好き!」

by 酢好き大好き(スズキダイスケ)

図書館にてスケートの研究。

世の中は、オリンピックで沸いている。
そんな雰囲気のなか、私も近くの図書館で、スポーツ史の本を読む。

------------------

最初に書庫から出してもらった古い本。
木村毅著「日本スポーツ文化史」。
昭和25年の記事だ。
これによると、明治9年に横浜根岸村字立野にリンクができたと言う。
この著者は明治の生まれらしい。
根岸の立野と言えば、最近までそのあたりに住んでいた。

-----------------

もう1冊はタイトルは忘れたが、刺激を受けた。

世界スポーツ史のビジュアル本だった。
著者氏によると、ヒトが人間になり、最初に体の動きを意識して用いたのは、踊り「舞」であったとしている。
それは生きるための動作とは区別される「カミゴト」としての体の動きだ。
もう一つの「カミゴト」としての動きは「武」だという。
そして漢字の「舞」と「武」の成り立ちも一緒だと言うのだ。
おもしろい・・・。

私は、スポーツには対戦型のスポーツと非対戦型の2種類があり、この2つは対極だと考えた。
だが、生きるための体の動きから離れた「カミゴト」の「舞」と「武」が、それぞれのスポーツのルーツだとすると、この2つは対極ではなく、並列と言うことになる。
だからスポーツとして、まとめられるのだ。
面白い・・・今後も考えていきたい。

スポーツの歴史で、アメリカインディアンの項目を読んでいたら、チョクトーとは、インディアンの部族の名前だと書いてあった。
ふーん、そうなんだ。
モホークが部族名だとは知っていたが、チョクトーもそうだったとは、知らなかった・・・。

スケートの技の名前は、アクセルとかルッツ、サルコウなどは人の名前を付けたものだ。
スリーとかループとか、形そのままのドライなものだ。
そんな中、なぜステップのモホークとチョクトーには、アメリカ原住民の名前をつけるという、風流なことをしたのだろうか。
新しいテーマができた。
解明していきたい。