「スケート大好き!」

by 酢好き大好き(スズキダイスケ)

浪速スケートでスケート練習。かつて大阪も津波と高潮が襲った。もしも難波のスケート場に、津波が来たら水没するだろう。どうやって逃げよう。

スケート教室も3週め。
ワークの時間、コーチと10月に延期になった世界選手権についてお話しした。
「そんな時期に開催したら地方大会の日程がメチャメチャになってしまう」
とコーチは言われた。
「4月によその国でやれば良かったのに・・・」。
まったくである。
日本スケ連はメンツでどうしても日本でやりたかったのだろう。
しかし外国の人たちは、いま日本は地震で破壊され放射能で汚染されていると思っている。
しばらくは日本には来てくれないだろう。
それで、ほとぼりが冷める頃ということで10月になったのだろうか。
いずれにせよ世界フィギュアスケート史における歴史上の珍事となる。
ジャンプの練習の時、ループの跳ぶ前姿勢についてコーチから指導があった。
RFIからLBIにやや直線的にモホークし、姿勢を保ったまま右足を左について、すっとループジャンプを跳ぶ。
ループを踏み切る前に体が折れたりしないためのアドバイスだ。
やってみたら、なるほど跳びやすかった。
先生スゴイです。
教室が終わり、自主練習の時間。
セミサークル練習中のNさんにアウトとインの使い分けをマスターしてもらうため、中央の円をぐるぐる回る練習をやった。

先週、大地震津波が東日本を襲った。
連日悲惨な状況のテレビ放送が続き、怖さに身が震える毎日である。
そこで災害の恐ろしさを改めて認識するため「大阪府・津波・高潮ステーション」という施設に出かけた。
長い歴史の中で大阪も津波や高潮に襲われてきた。
昭和期の台風による高潮では多くの死傷者が発生している。
大阪が水害に弱いのは、かなりの土地が海抜ゼロメートル、海の下の地面だからである。
現在、大阪湾には5メートルの高さの防波堤が巡らされている。
しかし、今回東北地方を襲った津波は10メートルを越えたという。
四国や紀伊半島があり直接外洋に向けて開けていないから、大阪に津波が来てもエネルギーは減衰しているだろう、が危険であることは間違いない。
津波体験シアター」で、波にのまれる疑似体験をした。
映像と音、振動・・・。
リアルすぎて、今この時期ある意味、いいのか悪いのかわからない。

続けて私は「大阪歴史博物館」に移動。
先史時代からの大阪の歴史を学んだ。
大阪平野は上町大地が南から半島のよう海に突き出た姿で、奥に河内湾(のちに河内湖となる)を抱いた形でほとんどが海だったのだ。
歴博」の、この場所には、南に難波宮、北に大阪城が位置しているが、どちらもこの半島の上に乗った形である。
なんどかの遷都の中、大阪にも都がおかれたことがある。
難波宮は前後2回作られたが、結局は平城宮や平安宮がメインになったのはここが海に近すぎるリスクがあったのかもしれない。

私は毎週大阪にスケートに来る。
スケート場がある場所も低い方になる。
津波が来たらあそこまで水が来る可能性はある。
リンクは地下階だから水が来たら水没するな。
地震が発生したら速やかに逃げないとまずい。
スケート靴を普通の靴にはきかえないといけない、地上にあがる階段が一つしかない、しかもかなり曲がりくねってあがっていく。
もしそのときが来たら、速やかな行動が必要だろう。

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「早く非難しろ。ぐずぐずするな」