「スケート大好き!」

by 酢好き大好き(スズキダイスケ)

滋賀アリーナのリフレッシュスケート日曜教室。本日5月1日、GWが始まっている。

また雨だ、しかも強め。

リンクに到着、けさの早朝の貸切はフィギュアだった。
先週はショートトラックだった。
フィギュアとスピードでは人間の動きが違う。
フィギュアの選手たちの動きはブラウン運動のようだ。

5月の朝。

先週見たスピードのリレーは美しかった。
フィギュアは美、スピードは動だと思われているかもしれない。
練習中のリンクにはフィギュアよりスピードのほうが美がある。

8:45から僕たちの教室が始まる。
まずはスケーティング。
溝にエッジをとられ転んだ。
教室前に整氷はあるが、穴や溝が残る。
前の時間がフィギュアだからだ。
スピードのあとには、これはない。

教室は、ヒョウタンをフォアとバック(F&B)。
次に、しゃがんで滑る。
足首の曲がりを確認するためのものだ。
初心者はひもを強く締めがちだ。
スケート靴の構造を前にしたら人は自然とひもをきつくする。
スケートショップには、ひもをひっかけて引っ張る金具まで売っている。
多分脱ぐとき用の道具なのだろうけど、履くときに締め上げている人は多い。
すると足首は曲がらない。
次は両足スネーク(F&B)。
続いてストローク(F&B)。
ここのバックストロークは主にイン側で滑る。
リンクによってバックのストロークはいろいろだ。
続いてアウトとインに乗る練習をフォアとバックで。
フォアもバックもインはスイングだったけど、アウトは前後ともにクロスロールだった。
これは厳しい、この教室では。
フォアはまだしも、バックはみんなムリそうだ。
私はだいじょうぶだけど、(^_-)
最後はモホーク、まずはモホーク、クロスの6ステップ、先週もやった円になってモホーク(フォアクロス2回、モホーク、バッククロス2回)。
そのようにして1時間は終わった。

リフレッシュスケート教室の日曜教室は、これで3回。
月曜日のアドバンスコースに比べると、ゆっくりできる。
ほっとする。
しかしコーチ陣には「あいつが日曜に来てるよ」的なざわつきもあるようだ。
私としては、上達ばかりではないと思っているのだが。
まあわかってもらえないだろう。
あるべきところにいるべきだ、とみな思う。

2021年の2月8日のブログ
ホームページで、スケートの楽しみは、努力して上達することとしたのは若かったから、求めても得られない世界でのスケートライフについて考えたい」
と書いた。
考えると言っておきながら1年たった。
今回、ひとつの考察をめぐらした。

努力し上達する喜びがサイクルとなってスケートが好きだという思いが循環するというのは、上昇サイクルと言えよう。
3、40代は上達していたから良かった。
50代になってレベルは下がるいっぽうとなった。
60歳の時に脳出血して体の動きが不具合になった。
幸い動けたので、スケートは続けることができた。

当時のホームリンクである浪速スケートでは、土曜教室をAからDにクラスを落として復活した。
頭を打つとやばいのでヘルメットをかぶって、外見もそれまでとは変えて再開。

入院時(左脳をやられたので右半身が)どれくらい動くのかなあ、スケートができなくなったらどうしよう、今さらゴルフや野球なんかやってられないし、と考えた。
幸い運動神経は残っていて、まあ動かせる。
滑ってみたら滑れたので、フォアだけのDクラスに復帰した。

50代は劣っていくばかりだったから、ちょうどよかったのである。

スケート教室を開催する側は、初めての人はこの教室に、ある程度になったら次のクラスに、その次は個人レッスンで、クラブ登録して、バッジテストを受けて・・・と、順番に上がって行って、あるべきところにいるべきだ、と考えているだろう。
そうだとすると、上達がとまったらやめるしかないではないか。

上達なき世界、求めても得られない世界で「スケート大好き!」な生活を続けていくには。
どうすればいいんだ!